2025. 05.05

住宅ローン借り換えは「低金利」が正解ではない理由

金利は下がった。でも家計はラクにならない——なぜ?

「住宅ローンを借り換えるなら、少しでも金利が低い方がいい」多くの人はそう考える。ある意味、それは当然だと思う。

だが本当に、それだけが正解なのだろうか。僕はそうは思わない。

確かに金利を下げれば、利息は抑えられる。けれど、それだけでこの重たい住宅ローンという存在をどう活かすのかという本質的な議論は終わってしまう。
住宅ローンの借り換えの本当の価値は、金利引き下げによる節約ではない。

もっと大きな意味――人生そのものの設計を見直すチャンスに他ならない。

金利ではなく「設計」で決めるべき3つの理由

1|期間を延ばし、家計に余白をつくる

借金は早く返した方がいい。そう考える人は多いし、気持ちはわかる。だが、それがすべて正しいとは限らない。
期間を短くすれば、確かに利息は減る。ただし、月々の返済は重くなる。
その「重さ」が、いずれ自由を奪うことになる。教育費、老後資金、突発的な支出……人生は思った以上に出費がかさむものだ。
だからこそ、あえて期間を延ばす。毎月の返済を軽くし、余力を未来の備えにまわす。これが、本当に合理的な選択だと思う。

2|団信を強化し、ローンのリスクから解放される

住宅ローンを借りるとき、多くの人は団信の内容を深く考えない。死亡保障だけで十分だと思っているからだ。
しかし、現実は違う。がんや三大疾病で働けなくなるリスクのほうが、むしろ身近だ。もしもの時、疾病保障付きの団信があれば、ローンは保険で完済される。
そうなれば、家族は住宅ローンという重荷から解放される。だからこそ、借り換えの際に「死亡のみ」から「疾病込み」にアップグレードするべきだと考えている。

3|浮いたお金を運用し、ローン金利以上のリターンを狙う

金利が下がって浮いたお金。ただ貯金しておくだけでは意味がない。今は、お金に働いてもらう時代だ。
住宅ローンの金利が1〜2%でも、運用なら3〜5%、もっと上を狙える可能性もある。浮いたお金を投資にまわせば、金利差以上のリターンが得られる。
家計全体を豊かにするためには、この発想こそが必要だ。

住宅ローン借り換え=人生のアップデートチャンス

住宅ローンの借り換えは、ただの金利勝負ではない。期間・保障・運用という3つの視点から、「家計全体」をどう再設計するか——そこが真の勝負どころだ。
目先の金利差に満足して終わるのか。それとも、家計も、人生も、もっと自由に、もっと豊かにしていくのか。

選ぶのは、あなた自身だ。

【住宅ローンの健康診断】で、未来を動かそう

「金利だけで決めていいのだろうか?」少しでもそう感じたなら、それがきっかけになる。
未来を変えるヒントは、もうすぐそこにある。あとは、動き出すかどうかだけだ。
僕たちと一緒に、住宅ローンという"武器"を、あなたの人生をもっと自由にする"味方"へと変えていこう。