structure 企業型確定拠出年金制度の仕組み
7つの重要ポイント
企業が制度を導入し、従業員の皆様が掛金を拠出し自ら積み立てていく年金制度です。
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POINT.01
毎月、一定の金額の掛金を企業がとりまとめて拠出します。
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POINT.02
運用商品の中から、自分で商品を選んで運用していきます。
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POINT.03
一人ひとり、専用の年金口座で残高が記録管理されます。
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POINT.04
離職・転職の場合でも、年金口座の残高を持っていけます。
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POINT.05
年金受取額は、運用実績によって個人ごとに異なります。
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POINT.06
原則60歳以降、「年金」または「一時金」で受け取れます。※
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POINT.07
税制優遇があります。
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あらかじめ規約に定めることで、最長65歳まで資格喪失年齢を引き上げることが可能となります。
(=掛金を最長65歳まで積み立てることが可能となります。)
three merit 企業型確定拠出年金の3つのメリット
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採用・従業員の定着率向上
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経営者・役員も加入できる
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税制優遇
採用・従業員の定着率向上
新たな福利厚生制度として年金制度を導入することで、従業員の満足度UPに繋がります。
また、福利厚生が充実しているという掲載ができるため、採用時にも有利になります。
経営者・役員も加入できる
企業型確定拠出年金は厚生年金の被保険者であれば加入可能です。経営者・役員も加入できます。
これは将来の備えが少ない経営者・役員にとって大きなメリットがあります。
税制優遇
「企業型」には、3つの税制上のメリットがあります。
1. 掛金は金額非課税で、掛金分の所得税・住民税の負担が軽減されます。
また、掛金によっては、社会保険料の負担が軽減される可能性があります。
2.通常、運用益には約20%の税金がかかりますが、確定拠出年金では非課税になります。
3.年金(または一時金)を受給するときに、退職所得控除や公的年金等控除を利用することができます。
Effects of DC 実際にどれくらいお得?数字で見る企業型DCの効果
「企業型DCって、実際どのくらいお得なの?」
そんな疑問を持つ従業員の方は多いかもしれません。
実は、同じ積立額でも方法によって「手取り」に差が出る仕組みになっています。
たとえば、毎月1万円を積み立てた場合、給与から貯金するのと企業型DCで積み立てるのとでは、年間約4万円の差になるケースもあります。
給与25万円・積立1万円の比較表(福岡県 30歳)
- 項目 項目 銀行に貯金 銀行に貯金 企業型DCで積み立て 企業型DCで積み立て
- 項目 総支給額(月) 銀行に貯金 250,000円 企業型DCで積み立て 250,000円
- 項目 DC掛金(月) 銀行に貯金 0円 企業型DCで積み立て 10,000円
- 項目 税金・社会保険料(月) 銀行に貯金 38,568円 企業型DCで積み立て 35,652円
- 項目 銀行で積み立て(月) 銀行に貯金 10,000円 企業型DCで積み立て 0円
- 項目 手取り金額(月) 銀行に貯金 187,465円 企業型DCで積み立て 190,998円
同じ積み立てでも、年間で『42,392円』もお得!
※毎月差額3,533円×12ヶ月
その理由は、企業型DCの掛金が「給与」として課税されないためです。
つまり、税金・社会保険料が引かれる前の金額を積み立てに回せるので、従業員にとっては「効率よく資産形成ができる」制度となります。